“本物の”木の家とは?

日光や雨風など、自然の恵みを十分に生かした、木材という素材で作られた「健やかな家」に住んでみたい。そんな希望を持つ人が増えています。確かに木材は、〝生きている〟素材であり、年月を重ねながら、住み手の身体や暮らしに馴染んでいくもの。そして、木造建築は、湿気が多く、季節ごとの温度変化が激しい日本という国の風土には、適していることは間違いありません。

だからといって、木の家がすべて、暮らしやすい家かというと、これは一概には言い切れません。なぜなら、家は結局、人間が作るものだから。家を組み込む素材が木であればいい、そんな考え方で建てられた木の家は、十中八九、長持ちしません。
均一化されたものではなく、それぞれの木の性質を見ながら製材された木材を、大工が各々の木の乾燥度合や一本一本違う「木材のクセ」を見極めながら組み込む。そんな「木を見る目」を持つプロが、自らの経験を注ぎ込みながらする仕事によって出来上がるのが、「本物の木の家」。

大工場で均一的に大量生産された材木だけを使うのではなく、
「この木は、ここに使える」
そんな風に、適材適所を考えながら、各々の木材が持つ合理性に、
人間が合わせていった末に完成するのが、「木の家」であると、笠井木材は考えます。

日本に合う木の家

木の特性と特徴

家づくりの流れ