笠井 浩
経営者として。

春日部で働く経営者としての日々

これが私の活きる道

端っこ材に木っ端、端材にクズ材。
呼び名は数々あれど、建築工事用の材木としては
使いようのなくなった木材の切れ端は、
工事の過程でたくさん出ます。
それぞれが元は、自分よりも長く
生きてきた樹木の一部です。
そんな尊敬の気持ちも込めて、また、
「何かに使えるかもしれない」
という思いもあって、笠井木材の倉庫の片隅に
佇ませている「余り材」たち。
 
そうは言っても、建築工事の現場では、
なかなか使いようもない切れ端たちです。
どうやっても使いようのない小さなものや、
いびつな切れっ端は、
 
「ご自由にお持ちください」
 
の言葉を添えて、店の前に置いてあります。
これが思ったよりも需要があるようで、
すぐになくなったりします。
使い切ってあげられなかった余り材が、
誰かの手で新しく「活きる道」をもらっているのを
想像すると、ちょっと幸せな気分になります。
 
「余り材」にもいろいろあります。
風合いの美しいもの。
使い勝手のいいもの。
長持ちする素材のもの。
「建築工事では使いにくいけど、
 こんな使い方ができるなぁ…」
と自分が思えるような、価値のある余り材は、
できれば「使ってくれる人」に渡したい。
 
そんな思いから、笠井木材のホームページで最近、
「端材のページ」を設けてみました。
少しずつ、いろんな“新しい活かされ方を待っている”
端材を紹介していこうと思います。
 
興味ある方は是非、覗いてみてください。
 
転がしておけば、ちょっとひと休みの椅子になるような、大きな固まりの余り材は、スギの木。
 
 
和食料理店の看板や、小テーブルの天台に使えそうな椎の木の余り材も。
 
 
サイズが建築用には中途半端な
だけで、用途多様な角材の余り
材も、けっこう出るもの。