笠井 浩
経営者として。

春日部で働く経営者としての日々

「ストレスフリーの〝居やすい家〟」

「デザイナーズ物件」と呼ばれる集合住宅を、
これまでにいくつか手がけてきました。
ハイデザイン(デザイン性が高い)なそうした物件は、
住まう人の自尊心も、設計者の先鋭性も満たしてくれる、
美しい建物であることは間違いありません。
でも、「それだけでいいのか?」という思いは、
いつも心の隅にあります。
 
デザイン性と居住性の調和。
これは、建物づくりに関わる全ての人にとっての永遠の課題。
自分自身がそんな課題に取り組んだ、
ある集合住宅がいよいよこの3月、一ノ割に完成します。
何よりも大切にしたのは、「ストレスのない居住空間」。
 
「エンプレスツリーハウス」(仮)は、
住まう人たちが心穏やかに、自分の生活を大切にしながらも、
同じ屋根の下に住まう他部屋の人々と共生できる建物を目指しました。
トータルデザインは、先鋭性よりもシンプルに清々しく。
木の暖かみを最大限に生かした内装と、
時を経ても違和感を感じさせない落ち着いた外観。
10ある部屋の全てが50平米前後の1SLDKなので、
カップルはもちろん、夫婦+子供一人の家族なら、
余裕を持って暮らせる広さです。
木造の集合住宅では災いの種になりがちな「音」への対策は、
二階の床に最先端の防音用床下地を使用し、それに
乾式遮音二重床工法を合わせることで、万全に整えています。
 
とにかく「暮らしやすい」「居やすい」、木造の集合住宅。
「建物をつくる人間」としての、自分の経験値を
できるだけ注ぎ込んだ〝家〟の完成を待ちきれず、
現場に足繁く通ってしまう、五輪イヤーの如月です。
 
 
一ノ割駅から徒歩5分。コンフォータブル(居心地の良い)に特化した、新しい集合住宅です。
 
 
優しく居住者を迎え入れるエントランスを入ると、二階まで吹き抜けのスペースが待っています。
 
 
エントランス横には、あると便利な郵便&宅配ボックスを、しかも全戸分完備。
 
 
各室の玄関ドア、室内のドアや間仕切りの引き戸、床の仕上げ材に木の暖かみを感じさせる素材を採用しています。