笠井 浩
経営者として。

春日部で働く経営者としての日々

いま、できることとは

新型コロナウイルスについて、様々な情報が入ってきます。
もう、どれを信じたらいいかわからないほど。
でも、確実に言えるのは、
〝私たちにも、できることはある〟ということ。
それは、「これ以上、拡散を広げないための努力」です。
 
東京の、最前線の医療現場で働く、同級生の医師から言われました。
 
「本当は、〝全く出歩かない生活〟を全員にして欲しい。最低でも一ヶ月」
 
厚生労働省が広く国民に提示している感染症対策は、
「3つの〝密〟(密閉空間・密集場所・密接場面)を避ける」
「正しい手洗い・マスク着用をする」「咳エチケットを守る」
などですが、これはあくまでも「最低限のこと」だと、
医師をはじめとする専門家たちは言っています。
本音を言えば、彼ら全員が「みんな、家にいて欲しい」と思っています。
それだけ、医療に携わる人たちは、疲弊しています。
 
「ちゃんとマスクをして、帰宅すれば手洗いをして、
 防御対策はしっかりしているから、大丈夫」
そう考えて、〝外出を控える〟までには至っていない人が、
街中には溢れています。
確かに、そういった人たちは一見、無害に思える。
でも、そうではないということを、専門家たちは何度も繰り返します。
無症状なだけかもしれないし、潜伏期間なだけかもしれない。
そして、そうした人たち全てが、ウイルスを運ぶ「媒介者」になり得る……。
もしかしたら気づかぬうちに、誰かにとって大事な人の体に
致死性のウイルスを運んでしまっているのかもしれない。
 
「拡散を広げないため」に、私たちにできる最大の努力は、
「できるだけ家に居ること」です。
そのためには、家が「できるだけ居たくなる」場所である
ことが、とても大事なことだと思っています。
この国難のとき、自分たち〝家をつくる〟側の人間たちが、
今までしてきたこと、これからしようと思っていること、
その全てが問われていると、毎日、身の引き締まる思いです。
 
 
↓政府広報チラシより